放射線・放射能という言葉に、殆どの人は不安や恐怖を感じるようですね。
私は、これはメディアによって市民に刷り込まれた、
トラウマではないか?と考えたりもします。

もちろん、ひとたび事故が起きれば、取り返しのつかない大事故につながることは、
東京電力福島第一原子力発電所の事故を見るまでもなく明らかです。
日本は唯一の被爆国ですし、
人類は、軍事目的での核爆弾を、永遠に放棄しなければならないと思います。

しかし一方で、既に私たちは生活のなかの多くの場面で、あまり自覚することなく、
放射線・放射能を利用し、核技術の恩恵を享受しているのです。
しかも否応なく・・・。

単純に”YES NO”のみを論ずるのに終始することは、問題の本質を見失なわせるばかりでなく
我々が直面する、本当のリスクを考えていくべき機会を、奪うことにほかならないと思います。

他方わが国では、毎年一万人近くの人が交通事故で命を落としています。しかも確実に。
事故ではありませんが、自殺者の数は、ここ毎年3万人を超しています。
われわれのリスクは、核技術だけではないはず。

言っときますけど、私は核肯定派でも、核否定派でもありませんよ。念のため。
「二元論」ではなく、ニュートラルな立場での、放射線・放射能のお話です。
私は、放射線を取り扱うことを生業としています。この職業を選ぶにあたり、放射線に対する不安は、もちろん抱いていたわけです。その後、専門の教育を受け、国家資格を取得。実務での経験を通して、それまで抱いていた漠然とした不安というものは、無知ゆえのもの、と認識するようになりました。
もちろん、危険を伴う技術であることは、常に念頭に置いています。これは、しかし他の技術・職業でも同様ではないでしょうか。

放射線の技術は、一世紀以上にわたる歴史がありながら、一般人には馴染みがうすいこと。また、放射線は目に見えないという事実。不安は、当然のことと言えます。

しかしながら、一方で我々の生活の中にも放射線・放射能(放射性物質:アイソトープ)は使われています。

放射線・放射能と私たちの関わりについて、その基本と、問題点などについて、取り上げてみます。


1:自然放射線と放射線の性質

放射線と放射能

放射線の種類と性質

自然放射線

      宇宙線天然の放射能建材とラドン体内からの放射線まとめ


2:人工放射線とその功罪

身近な放射線源

工業、農業などでの利用

医療放射線

放射能番外編
はじめに
――放射線はコワい?――
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