正しいバクチ(投資)へのいざない
株取引や商品先物取引を始めるには、どうすればよのか?。まずはとりあえず、口座をつくってみることです。口座開設は、オンラインで申し込み可能です。
元本を失うかもしれない、という心構えさえあればよいのです。即ち、リスクを取れる覚悟です。オンライン取引では、大抵が口座維持手数料無料ですし、取引手数料も以前に比べたらタダ同然。商品先物取引に関しては営業窓口の取引とオンライン取引とを比べると1/10に近い価格です。また、証券会社と指定銀行との口座間での入出金が、「手数料無料」というようなサービスが充実してきました。顧客獲得のため、各社様々な割引サービス合戦で大変ですね。
個人投資家は、気楽なもんです。仕事じゃないんですから、当然ノルマが無い!他人からのプレッシャーはゼロ。自分なりの経済先読みを、自由に描いて、やりたいようにやれる。オンライン取引ですから、他人に煩わされることも無い。こんな心地よい博打、他にはお目にかかれません。
現在、他のギャンブルを楽しんでいらっしゃる、資金と時間に余裕があるお方。リスクをとる、すなわち元本を危険にさらすことには、既に慣れていらっしゃるはずです。まずは株式投資から始めてみませんか?。ここ数年、にわか「株ブーム」が到来。初心者向けの書籍も充実してきました。いつ始めても、遅すぎるとか、タイミングが悪い、ということは全くありません。興味をもったときこそ。始め時なのです。
投資活動を始めるに至る経緯
まず、私はなぜ投資を始めようと考えたのか?。動機は単純。一つは、いまだ続く「低金利」。もう一つはバブル景気後長く続いた、異常なまでの株価低迷です。
まったく、自己資本比率の回復と不良債権の解消だけが毎日の業務だった銀行サマ。
バブル時代のデタラメな融資と投機の付けを、ゼロ金利という劇薬でごまかしてもらい、預金者に対してはゼロに等しい利息、しかも様々な手数料をむさぼり取る。所詮、銀行なんてのものは、小口の預金者を「屁」とも思ってないってことです。悪魔の所業。
一方で放漫経営企業の債権は、平気で放棄して…。不良債権なんてもの、どうして我々預金者の金利・手数料で穴埋めせねばならない道理があったでしょう?。
いちばん「ふざけんなよ」と思うのは、時間外手数料!。
10000円おろすのに105円とられたとして、これをひと月の借り入れと仮定すると、年利に換算して13%以上にもなるんですよ!。定期預金の利率が1%に満たないのを考えると、この手数料というものはボッタクリ以外の何物でもありません。0.1%金利が高いとか言われても、預金者はアホらしくて定期にまわす気になりませんよ!。
こんなものは私、絶対に払いません。夜間土日、持ち金がなければ、クレジットカードに切り替えますし、いざとなればキャッシングという手が。額によりますが、例えキャッシング手数料を支払ったとしても、即行返済すれば銀行手数料に勝てます。
私が証券会社に口座を作ったのは、日経平均が2万円弱の1999年暮れ。ITバブルの頃ですか。その後3年以上かけてITバブルがはじけ、日経平均は8千円を割るわけです。しかしこの期間にも利益を出していました(最後の最後でミズホという地雷を踏んだが…)。
皆さん。国内の他のバクチであるパチンコパチスロ宝くじトトロト競馬競輪競艇など、テラ銭がカサむ(元が取るのが大変な)バクチとはキッパリ手を切って、金融商品でリスクを取ってはいかがでしょう?。そして、真にリスクを取る能力に欠けたボッタクリ銀行・くだらない保険会社との付き合いは、よくよく見直しましょう。
私の投資スタイル
株取引はカブドットコム証券、商品先物と外国為替証拠金取引は、オリエント貿易とマネックス証券を組み合わせて取引していました(いずれも現在は取り扱いを終了)。
会社によっても一長一短あるようですが、現在のところ、さほどのストレスなく取引できています。
取引は、日中は仕事がありますので、早くて前日未明。いきおい中長期での運用に主眼をおくことになるのが、ちょっと歯がゆいところ。
取引で難しいと思うのは、買い時を見極めること、手仕舞いをあせらないこと、損切りを徹底すること、に尽きます。これ、言うのは簡単ですが、やってみると意外に難しいんです。
最初に取引した日産自動車。買い時はよかったんです。でも、低迷が長かったため、待てずに、ちょっと上がった所で売ってしまいました。しかしその後も大躍進したわけで…(泣)。
でも、それが「相場」というものです。
「評価損がでている」、という焦り。「評価益を失うのでは?」、という不安。
これをバランスさせることができるか否か。それが全て、でしょう。
情報が若干、市場と遅れ気味になっていることをご容赦ください(+_+)
外国為替証拠金取引は結局、一万円弱の利益となったところで飽きてやめました。
また、市場を注視する時間がとれず、商品先物取引はお休みしています。
アベノミクス効果で、今までの苦労がチャラどころか、未曽有のお祭り状態!
今年度末は、しっかり確定申告して、納税の義務を果たしてまいりたいと考えております・
このページは、経済学など知らない理系人間、どシロウトであった私が、
なけなしの資金を投じて、銀行の低金利に打ち勝つべく、投資活動に足を踏み入れた記録です。
この13年で自分が体験したこと、知り得た知識などを記録しています。
投資のチャネルは主に二つ。
いわゆる「株式」と、”小豆相場”などとも呼ばれる「商品先物」。
さらにもうひとつ、外貨建て預金の先を行く、外国為替証拠金取引。
それらは、思っていたほど「アブナイ」世界ではありませんし、
利益を出すことはシロウトにも可能です。
インターネット経由のオンライントレードは、もはや身近なものとなりました。
でも、取引の経験がなく、いまだ偏見や抵抗感をもっている方もおられるようです。
ごく普通の人も取り組むきっかけになれれば、と、私の経験を通して投資・投機、
その仕組みについて、おこがましくもさらっと解説いたします。
たいていの新聞には前日の株価の値動きの欄があります。日経新聞ですとさらに「株式欄の見方」というのが付いていて、これは実に解り易いですねぇ。一度、熟読してみられるとよいと思います。
上場株式でまず大事なことは、取引の最低単位である「単元株」というのがあるということです。以前は一株額面が50円、総額で5万円になる1000株が「単元株」であったのですが、現在はこの既定が廃止されたため実に多様になっています。
銘柄によって多様な単元株式数が存在ことで、逆に単元株単価がわかりにくくなってしまい、限られた資金で投資しようと考えている私のようなものにとっては、かえってストレスになっています。
例えば「株価1000円」といっても、100株単元だと10万円で買えますが、昔ながらの1000株単元だと、100万円調達できなければ株主にはなれないというわけです。
株式は株式会社の資本そのものですが、もともとはただの紙切れ。これを会社の信用のもと、現金と引き換えに発行されるものです。
では、額面がもともと一株50円の紙切れが何故、数倍・数十倍の値段で取引されるのか?。それは、株主には定期的に「配当金」というものが支払われるからです。
例えば一株あたり年1回5円支払われていたとしましょう。株式の購入価格は10年で元が取れる勘定ですが、この会社の業績がさらに、10年を超えて続くと予想されるならば、株式をさらに高い値段で買っても、元が取れる計算が成り立つわけです(実際には株式市場に初上場される時点で、額面の数十倍の値が付きます)。したがって株価を決定するファクターは本来、将来にわたる会社業績の動向、ということになります。
しかし市場における株取引は、乱暴に言ってしまえば所詮、株券のオークションです。いくら業績がよくても、すでに株価がそれに見合うレベルを超えている、と多くの投資家にみなされれば次々に売りに出され、供給の過剰により価格は下落していきます。あるいはたいした業績の変化がないにもかかわらず、売りに出される株が少ないところに、これを上回る買いが入ったというだけの理由でも、価格は上昇していきます。
また株式市場とは、巨大な群集心理の側面ももっています。
利益を生むためには、評価の低すぎる株を買い、株価が妥当なレベルに上昇、もしくは過熱したところで売り抜く。しかもこの二つを他者に先んじて行う。これに尽きます。
いやしかし、実にこれが簡単なことではないんですっ。ホント。
ところで株式投資のリスクは、株価下落だけではありません。一番怖いのは倒産リスクですが、その他にも減資、上場廃止、吸収合併など、株券が紙クズ同然になってしまう可能性は常に存在するわけですね。株式投資の解説書に、ここら辺のことが何故詳しく解説されていないのか。大いなる疑問と不満を感じます。
別に人様に解説できるほどの知識があるわけではないんですが・・・。
何せ、おおもとの「商法」についてすらよく知らんわけで、
ただ、自分もゼロからの出発だったので、「初心者が一番疑問に思う部分」
については、少しわかっているつもりでいます。
日経新聞の「商法改正」の記事なんか見てると、「えっ!じゃ今まではどうなってたの?!」
なんて驚くことばかりです。
余計なことは省いて、さらっとピンポイント豆知識。
初心者向けに非常に優れた解説本があります。それは、鰍キばる舎発行・近藤雅世著「商品先物取引 基礎知識&儲けの方法」です。
これから商品先物の市場に参加しようと考えている方、あるいは既に何度かの取引経験のある方にとっても、是非お勧めしたい本です。私の地元、仙台の丸善・アエル店で発見したのですが、当初は平置きされていましたので、全国の書店で取り扱われているはずです。
商品先物、それはつまり工業原料や飼料・食料などについての「将来予測される商品の価格」に基づいて資金を取引します。その基本は「証拠金取引(しょうこきんとりひき)」とよばれるものです。
例えば「東京商品先物市場」での「トウモロコシ期先(12ヶ月先)」の価格が1トンあたり20.000円だったとします。最低取引単位は100tで、これを「1枚」と呼んでいます。この100t=2.000.000円が最低売買単位なのですが、200万円もの資金を用意する必要はないのです。取引に参加する証(あかし)として、「証拠金」というものを差し入れます。具体的には、トウモロコシ「買い」建て玉の「証拠金」ということになります。
相場が弱気(この先下がっていくであろう)というときには、取引を「売り」建て玉から始めることもできるんです。その場合、価格が下がれば下がるほど利益がでるということになるわけです(もし思惑が外れて価格が上がれば損失発生です!)。
1枚あたりの証拠金は、この場合8万円となります。投資の元手は8万円です。
仮に商品先物の価格が1トンあたりの価格で100円下がると、1枚=100トンですから、取引している商品の総額は1..990.000円となり、1万円の下落となります。
ここで大事なことは、その商品(100トンあたり)の価格変動は、ストレートに損益金になるということです。すなわち「買い」で1枚の建て玉をここで手仕舞えば(取引を打ち切れば)、8万円の元手が7万円に目減りします。仮に1トンあたり800円価格が下落するような事態となれば、元本は全て失われます。(逆に価格が800円上昇した場合は、8万円の利益になります。)
ただし、このとうりハイリスク・ハイリターンの証拠金取引にも「値幅制限」が設けられていて、商品によって異なりますが、東京トウモロコシの場合、現在一日あたり500円までとなっています。とは言え、もっとも運が悪い場合、取引直後にも元本消滅の可能性があるということです。例えば第一節でストップ高となり、この時点で「買い建て玉」を「成り行き」で取引したとします。ところが、その後みるみる価格は下落。ストップ安まで下がったとしましょう。この時点で10万円の評価損ということになります。
実際には、評価損失が証拠金の半分に達した時点で、追加証拠金(追い証)としてさらに証拠金の半額を翌日正午までに差し入れなければ、その取引は強制的に仕切り(反対売買により手仕舞うこと)の扱いを受けるので、さらに膨大な損失へと繋がらないようなしくみにはなっています。しかし翌日正午時点においても価格が回復せず、損失が証拠金を上回った場合、その差額分まで支払う義務があります。
実際に、突如として価格が上昇あるいは下落へと一気に進み、信じられないような値動きになることが、時としておこります。これは値幅一杯になるような相場が続くことで、損失を抱えた買い方(売り方)が損切りに出るため、さらに相場の勢いを加速させるからです。
追い証を差し入れて、つまり損失を抱えたまま取引を続けたとしても、もっと価格が思惑とは逆に動けば、さらなる追い証が必要になってくるわけで、この辺が「シロウトは手を出してはいけない」先入観を形成している所以でしょう。
ここまで最悪のケースについて考えてみましたが、もちろん相場予想が的中した場合は、この逆になります。しかもその場合「追い証」など必要なく、青天井で利潤を享受できます。
あたるも八卦、あたらぬも八卦。まさに丁半バクチというわけです。
商品先物取引の歴史は古く江戸時代、日本の大阪堂島米会所が世界で初めての市場を形成しました。もともとは、商社や企業が安定的な価格で原料を調達するためのリスクヘッジとして発達してきた「商品先物」です。そして実際に、先物市場に上場されている商品は、非上場の商品と比べて、公正な商品価格が形成されています。
個人として参加するにあたっては、所詮はバクチと、それなりの覚悟と割り切りが必要ですが、それでもパチンコパチスロ競馬宝くじなどに浪費するよりは、ずっと、ずっと、ずっと、ず〜〜〜っとマシだ!って、私はマジで確信してます。
ところで、日本におけるトウモロコシの価格は、主要生産国の供給量と消費諸国の需要量で決まるわけですが、これがまた複雑でして…。生産については国別の作付けから天候、生産量から収穫の進捗など、予測と実態のひとつひとつの情報が価格を左右していきます。このほか、やれエルニーニョだ、どの国が輸入量を増やしたの減らしたの、為替相場だの、季節変動(冬安・春高)、果ては大口(カーギルやらホクレン)が買った売ったなどなど。われわれシロウトの情報収集力では、はっきり言って機関投資家に太刀打ちできません。しかし、個人ならではのチャンスはあります。
それは何といっても、「相場(トレンド)に乗る」ことでしょう。強気一辺倒で価格も上昇を始めたらすかさず買い、短期に利食い。あるいは「押し目買い」。相場が弱気一辺倒になり下がりに下がって、悪材料出尽くしたとき、相場は下がりすぎているものです。ここで買い、相場が再び過熱したら、あまりねばらずに利食い。
ところで、「売り」の場合この逆でいけるはずなんですが、注意が必要です。というのも、価格上昇は比較的ゆっくりとしたペースでトレンドが形成されるのに比べ、価格の下落は、あっという間に進行します。立会い時間内にも刻々と変化する商品相場を、常にウォッチできる環境でなければ、「売り」の建て玉を仕掛けるのは相当に勇気のいることです。