現在、第三者からの通信傍受に一番無防備にさらされているのは、コードレスフォンでしょう。無線LANのセキュリティーよりも、注意を払っておくべき問題かもしれません。暇に任せてご近所の会話を傍受、受信日誌を作成するマニアもいる、なんてつわものも存在します。通話の中で、秘匿性の高い個人情報をやりとりするような場合、昔ながらのカールコードがついた有線電話機か、携帯電話の使用を、強くお勧めします。
通話だけじゃありません。例えば通販の会員番号などを、プッシュボタンで入力した経験はないですか?。このプッシュ音からは、番号が解読できるのです。ちなみに、私は解読器なしで、耳だけで番号を解読できます。マニアの、マニアたる所以とでも言いましょうか。
では、重要な情報は、有線電話や受信不能のデジタル通信(携帯orPHS)を使えばもう安心?。いいえ、まだまだ甘い。通信している相手先の端末が、コードレスフォンだったら・・・。相手先の周辺で、電波が傍受されている可能性もあるわけです。悪意の第三者に・・・。
しかし、実際問題、通信傍受によって知り得た情報を漏洩、あるいは悪用する行為は電波法に違反します。ましてそのような、通信傍受で得た情報をもとにして何らかの行動に及べば、間違いなく全て刑法に抵触するでしょう。
まともなマニアは、決してそのようなマネはいたしません。
しかし、世の中まともな人ばかりではないですからね・・・。
万全の防衛を心がけて下さい。
1:受信の実際と受信機の設定
実際どのようにすれば電波を受信できるか。
また、個人的な受信スタイルの公開。
2:アクションバンダーの狙い目
どのような電波が傍受できるのか?。