受信機・私の設定
受信には「広帯域受信機」が必要ですが、例えば盗聴器だけを受信したい、というのであれば、専用の受信機を、さらに手ごろな価格で手に入れることもできます。

ところで、マニアたちはそれぞれ得意分野をもつもので、その人なりの受信スタイルがあると思います。私の場合、アルインコ・DJ−X8を車戴仕様にし、運転する際には常時メモリースキャンを行える環境にしてあります。

受信機には、「スキャン」といって、設定した周波数帯をくまなくサーチして、電波を受信できた周波数で動きを止める、という機能が標準装備されています。
また、「メモリースキャン」というものがあり、これはあらかじめ関心のある周波数をメモリー設定しておけば、順次サーチしてくれる機能です。

参考までに、現在の私のオリジナル・メモリー・データをご紹介します。これはDJシリーズのオプション製品「ERW−7」を使用して出力した、クローン・データ受信周波数データ(エクセル・ファイル)です。仮にDJ−X8をお持ちでしたら、受信機の「クローン化」(私の受信機と何もかも同じ設定にすること)も実行可能です。(そんなことしたい方はおられませんですね、はい。)
クローン・データの内容をパソコン上でご覧いただくには、ドライバーソフトのインストールが必要です。これはアルインコ社のホームページにて公開されている、フリーソフトです。
また、受信周波数データのほうは、csv形式からxls形式に変換し、私のオリジナル・データの部分には色づけしておきました。
内容をご覧いただけばおわかりいただけると思いますが、仙台市北部地域で車で移動中、盗聴波や消防無線などが、随時受信できる環境になっているわけです。
そもそも電波の受信というからには受信機が必要となります。
AMやFMといったおなじみのラジオ放送ならば、カーステレオでも受信できるのですが、
アクションバンドではそうはいきません。
目的の周波数と変調方式に合った、専用の受信機が必要です。

その昔は、アマチュア無線機にちょっとした改造を施すことによって、警察無線をはじめ広範なアクションバンドを受信できたものです。いわゆる「ハム」と呼ばれるマニア達のひそかな楽しみであったわけですね。
ところが最近は大分状況が違ってきています。アクションバンドを受信できる「広帯域受信機」が、いわゆる家電量販店とかDIYショップでも販売されるようになりました。
私のハンディー受信機はネット通販で購入したんですが、価格も2万円前後からと、ひまつぶしのおもちゃとしてお手ごろではないでしょうか。

より感度の高い受信を目指すのならば、高性能のアンテナを装備するのが良いでしょう。たいていの製品は1万円もしないわりに、効果は絶大です。
受信の実際
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